コラム


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OYAJI NO UTA

by 安藤弘志

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オヤジのうた曲名リスト


VOL.751 * 2019/12/22


「バイバイ ブラックバード」 マイルス・デイビス

年末の日曜日とはいえ朝から冷たい雨なので、どこにも出かけずに家でじっとしています。
午後2時からEテレで落語を聴いて、終わったら有馬記念の中継に切替えて楽しみました。
ガチガチの一番人気が関東馬だったので負けてくれて素直に喜んでしまう。先週は
甲子園ボウルも関西が勝ったので、二週続けて喜ばしい。来週はグランプリでも
西が優勢なので応援が楽しみです。話は変わりますが昨日大江のイオンに行ったら
テナントが閉店セールだらけで驚きました。衣料品も外食も桜町など中心部が客を
吸い上げているのでしょうか。桜町といえば、注意を呼びかけたいことが二つあります。
バスターミナルのホームドアの向こうにバスが着いても気づかない恐れがあるので
よく気をつけましょう。それとメインホールの長大三連エスカレーターに乗るときには
ベルトをしっかり掴みましょうね。何かのひょうしに「群衆なだれ」が起きないように。
表題曲は来年こそ安倍さんとお友達に倍々いやバイバイしたくて聴くことにします。
政治の怪しい話に触れすぎると頭がクラッとするので、気分治しにおすすめです。



VOL.750 * 2019/11/17


シューマン交響曲3番"ライン"」 熊本交響楽団

まもなく12月1日に熊本県最大の公会堂になる「熊本城ホール」がグランドオープンの
予定です。政令都市とはいえ市民会館・県立劇場とともに三大ホールを維持していけ
るのかという不安も少しあります。今まで福岡に流出していた文化需要をどれだけ
熊本でまかない切れるかという点がポイントでしょうか。各ホールの切磋琢磨が
期待されます。ところで今日は県劇で熊響の定期演奏会を聴いてきたばかりです。
特に良かったのは表題の交響曲です。シューマンのオーケストレーションについては
あまり評価しない声も有るそうですが、今回の小森康弘指揮の演奏は充分に
魅力的なアンサンブルに仕上がっていました。絹の肌触りの弦楽器群の上に、
木管楽器の毛布が掛かり、その上に熊響らしいモコッとした金管が綿布団のように
かぶさって聴衆を包み込みました。私たちの街の楽団は誇って良いものだし、
それを楽しむ機会を安価に提供してくれる県劇と姜尚中館長に感謝申し上げます。



VOL.749 * 2019/10/26


「国土交通省へ」

先月の記事が台風15号被害に触れていますが、その後19号があり昨日は20号が
変わった低気圧と21号通過の影響で千葉から福島にかけて大被害です。
踏んだり蹴ったりに加えて殴ったりとでも言うか、余りにかわいそうで。重ね重ね
お見舞い申し上げます。ところで上記の期間中も私は何度も阿蘇の大津〜立野間の
国道57号で「立野ダム」と大書きしたダンプカーに遭遇しています。ときには二三台
連なっていたりしますから相当な台数でしょう。2002年水害の被災者になったときも
書きましたが立野ダムは効果がわずかで危険のほうが多く労力と期間を要する
無駄な公共事業です。国土交通省では今、白川の整備計画変更に伴い意見を
募集するアンケートを11/19まで実施中です。この機会に「立野ダム工事を
中止または中断して被災地の急を要する堤防復旧などに金もヒトもまわして
下さい」と切にお願いすることを全国の皆様にお勧めいたします。



VOL.748 * 2019/09/16


「五輪盛り下げ隊」

藤崎宮の祭りを迎えた熊本の街は暑いです。交通センターが大都市風商業施設に
代わって期待が熱いのもあるでしょうが、なにより残暑がたまりません。昨日は
東京でマラソンの選手選考レースをやってましたけど、朝のスタートとはいえむこうも
暑そうでした。選手はモチベーションがあるので平気でも、警備の人とか大変そうです。
そして他の災害に較べてマスコミの注目が少ない千葉県・伊豆諸島の台風被害。
来年五輪の会期中に同様の事態が起きたらもっと知らん振りが起きるのでは
ないでしょうか。東京2020を何があっても成功させたい圧力は今もすでにあります。
ちょっとでも中和するために私は「五輪盛り下げ隊」を独りで名乗ることにします。
オリンピックなんて命がけでやらなくてもいいよ。困ったなと思ったら延期にしたり
中止にしても恥ではないよ。そんな声をささやかでもひろげたいものです。
あと出来ることで言えば、日々の買い物で商品を選ぶときにTOKYO2020の
オフィシャルスポンサー・パートナーの会社じゃないものを選ぶようにします。



VOL.747 * 2019/07/25


「いだてんと孫基禎」

参議院選挙を前にしたタイミングで韓国に対する工業原料の輸出にストップをかける
決定をした日本政府は、隣国との関係がこんな悪い状態になることを望んでいたの
でしょうか。特に河野外相の「無礼だ」発言は、政治家としてどういう意図で選んだ
言葉なのでしょうか、国内への人気取りとしか思えず、とうてい国益につながるとも
思えません。子どもじみた意地でお隣さんともめる政府がつくづく恥ずかしいです。
ところで今年の大河ドラマ「いだてん」は熊本ゆかりでもあり、日曜と土曜と二回ずつ
楽しんでいるのですが、ちょっと心配していることが有ります。噺の中心が水泳と
東京招致に傾いたまま1936年のベルリンオリンピックが近づいています。
この大会では「前畑がんばれ」で有名な水泳の金メダル獲得とともに、日本初にして
その後も無い男子マラソンの金メダルがあったのですが、取り上げられるか不安が
あるのです。それはメダリスト孫基貞選手が植民地朝鮮の出身だったからです。
彼は時代に翻弄されながらも明治大学を卒業し、戦後は韓国で金栗四三のように
マラソン普及と選手の育成をおこなっています。ぜひ注目してください。



VOL.746 * 2019/07/01


「別れても泣かない」 三田夕雨子

熊本の天気は前回書いたとおり歴史的に遅い梅雨入りの後、いきなり梅雨末期的な
線状降水帯によるこれでもかという降り方が続いています。しかもこんな雨がまだ
一週間も続くらしいので、まるで桂枝雀の落語「雨乞い源兵衛」の世界になってます。
そんな中、私の愛する純歌謡曲の偉大な作詞家の一人、千家和也さんがお亡くなりに
なりました。三善英史の「雨」があまりにも有名ですが、ここはあえて1973年に
三田夕雨子の名でデビューしたアイドルの一発小ヒットを取り上げることにします。
喫茶店を出た二人が夕暮れの商店街を抜けて地方都市の国鉄の駅へと向かう道で。
♪雨が止んでも 傘はたたまない あなたの行く姿 見えなくなるまでは…
…うしろを見ないで 悲しみに染まる街
「バスストップ」や「挽歌」のヒロインに較べるとちょっと物足らない若さも感じます。



VOL.745 * 2019/06/21


「白川を心配する」

熊本を含む北部九州は6月下旬に至るもいまだ梅雨に入っておりません。
写真でご覧の通り市街中心部の白川は各所で川床が乾くほど水位が低下しています。
少雨の他にも農業用水の取水も大きな原因でしょうが、こんな状態の白川を見た記憶は
あまり有りません。白川の水の元は阿蘇と南阿蘇の大カルデラの水が黒川と白川に
集まり、カルデラの唯一の切れ目である立野火口瀬で合流し、東南東へ流れ熊本市を
通り有明へとそそぎます。川が下る向きがちょうど地震を起こした断層帯と一致する
のも偶然ではないと聞きます。そして白川・黒川の合流部では立野ダムの建設が急ピッチ
で進んでいます。急ピッチでも完成までに10年かかるとのこと、それほど大きな構築物なの
です。工事の都合で川の流れを変えたりしているとのことです。実は白川の特徴は
目に見える地上水よりもはるかに大きな地下水盆を伴っていることです。
それが例えば水前寺に湧き出し、江津湖から加勢川となったり、他にも地下水都市
熊本を支える自然の恵みをもたらしています。ダム工事の影響で渇水や逆に
急な増水がおきたり、何よりも大事な地下水に変化が無いかとても心配なのです。
 

渇水の白川の画像
2019年6月21日午後の白川(大甲橋上流)


VOL.744 * 2019/05/13



サンサーンス 交響曲 3番 
熊本交響楽団

昨夜は熊響の定期演奏会でサンサーンスの3番(オルガン付)を楽しんできました。
大編成のオケにオルガンとピアノまで加わる豪華な音の厚みにホール全体が包まれ、
ときに繊細、ときに躍動する贅沢な交響曲を心行くまで堪能することが出来ました。
作り付けのオルガンの無い県立劇場で、どのような仕掛けで「オルガン付」を
聴かせてくれるのか興味がありましたが、舞台下手側の幅2mほどの木製箱型
ボディのオルガンからケーブルが伸びて雛壇後方の左右に設置したPA装置に
つながっていました。これで長いものは10mにもなる1万本近いパイプを備えた
大オルガンの代わりになるとは驚きです。最近では本物の音をサンプリングして
再生する電子オルガンも有りますが、ミニチュアのパイプに風を通す音を拡大する
方式の楽器は操作部の形状も本物に近く、再現度が高く感じられます。
サントリーホールやNHKホールのオルガンは指揮者から遠く離れて背を向け
ますが、簡易オルガンの強みはコンチェルトの位置で音が合わせられます。
昨夜は熊本出身のオルガニスト、加藤麻衣子さんが演奏してくれました。



VOL.743 * 2019/04/28


嵯峨野さやさや」 
タンポポ

春の天皇賞の日なのでなんとなく今日は29日と思い込んでいて、夕刻になって28日だったと
気がつきました。それにしても朝からTVでもラジオでも一つ覚えの如く「平成最後の…」を
くり返しています。「昭和最後の…」は聞かなかったなと思ったら、そんなことを言ったら
大問題になっていたであろうピリピリした当時の雰囲気を思い出しました。今回は10連休で
浮かれたり、騒いだり、疲れたりしながら平和に代替わりは進むのでしょうか。
表題曲はまたまた女性デュオですが、昭和50年の夏に京都でよく聴いた曲です。
♪嵯峨野ささの葉 さやさやと のフレーズが印象的な短い歌は小林亜星さんの作曲。
作詞のほうは、のちに渡辺真知子の曲など手がける伊藤アキラだったのですね。
♪旅のノートに恋の文字 どれも私によく似てる
丸文字がはやりだしたころ、よく似た字の手紙を受け取ったことも懐かしく甦ります。



VOL.742 * 2019/03/30


「未来へ」 
Kiroro

各地方気象台が発表するサクラの開花宣言ですが、今年は熊本が九州で最後に
発表されました。東京と福岡が21日で熊本は26日という遅さだったのですが、
マスコミの報道では「おかしいな?」という声はあまり報じられていません。
実は22日には東海大学そばの放水路沿いのソメイヨシノはこんなに咲いていて
熊本城でも同様だったと聞きます。そして28日には熊本市中心部でほぼ満開です。
発表が遅くなった原因はおそらく標本木の設定に問題があったと思われます。
気象台が京町から熊本駅そばの合同庁舎に移ったのが2011年ですが、
庭に植えた桜が充分育ったとして今年から標本木にしたらしいのです。
去年までは暫定的に古町小学校の桜を使っていましたが、そことの比較は
したうえでの発表だったのでしょうか。お役所が今年からこれでいくと
決めたことは「変だな」の声があってもその通りに決まり、後世への記録と
されていくのでしょう。厚労省の統計問題と同様な構図に見えてしまいます。
表題曲は今年の窓から独り花見のBGMに流した沖縄の女性デュオの
ヒットナンバー。役所の決め事を押し切ろうとする強い圧力に抗して
ゆっくりと自分の道を未来に向かって歩む沖縄の人達に連帯し続けます。



VOL.741 * 2019/03/16
 


ショパン:夜想曲第20番」 齋藤 碧

土曜日の午前11時から30分のランチタイムコンサートというのに出かけてきました。
無料ということと、チラシに載る美形の若いバイオリニストの御姿に引かれて
県立劇場地下の会場に自転車こいで行ったのです。プログラムはドビュッシーの
バイオリンソナタ1〜3楽章にフバイ編曲の「カルメンによる華麗な幻想曲」、
最後にミルシテイン編曲の表題曲でした。年配者の多い一般客と藝大の
早期教育プロジェクトに参加する年少の子供たちと家族という観客でした。
藝大講師の吉武優さんのピアノ伴奏をバックに演奏した齋藤さんも藝大の
在学生らしいのですが、チェコ音楽コンクール優勝など将来有望な若手です。
ドビュッシーのソナタでおもわず唸らせた彼女は、続くカルメン幻想曲では
チャールダーシュを凌ぐような技巧と楽しさをご馳走してくれて、とどめの
ショパンではタイスの瞑想曲並の哀切な盛り上がりで美しい余韻をくれたのです。
わずか30分の室内楽にあまり期待してなかったのですが、予想外の感激に
いつの日か彼女とコンツェルトで再会したいと思いながら帰途につきました。



VOL.740 * 2019/02/17


「運動公園駅の新案」

前回、JR空港新線の運動公園経由には無理があると述べましたが、代わりに
既存運動施設の活用と交通手段確保へのプランを思いつきましたので提案します。
水前寺野球場および競技場そして市営競輪場については現在、地震で使えなくなった
競輪場の改築が計画されています。これを機に野球場を藤崎台にかわる県営球場に、
競技場はトラックなしのサッカー・ラグビー専用球技場に改修して収容人員を増やし、
プロ野球や、Jリーグ開催を可能なものにするのです。競輪場のスペースは今よりも
かなり減ることになりそうなのでそこに延伸した市電の駅と車両溜まりを設置します。
市電の分岐線は中心市街から来て商業高校前駅を過ぎて別れ、左へ大きくカーブし、
高架で県庁通りを渡り、県庁敷地内から県庁西門通りに沿って競技場へ向かいます。
乗換え駅にもなる商業高校前ではホームに乗客が溢れないように充分なスペースを
確保するため、県道28号は体育館前で南へ折れ、八丁馬場までの広い道路を
迂回させます。熊商前の県道をほぼ市電専用にすることで臨機応変な臨時便の
増発が可能になり、観客輸送に貢献することでしょう。ひょっとしたら市総合体育館を
プロバスケット対応に改修することも検討されるべきかもしれません。


熊本県行政情報インターネット地図公開システムより



VOL.739 * 2019/02/10
 


「三里木分岐の疑問点」

熊本の鉄道好きには興味深い話題なのですが、熊本市街地の西方の台地にある
熊本空港アクセス新路線の建設で、知事は豊肥本線三里木駅からの分岐を表明しました。
JR九州が望んでいる肥後大津駅分岐のほうが現実的なのですが、県が管理する
運動公園や免許センターの利便も兼ねようとの強引な線引きとしか思えません。
三里木駅の先、富士フイルム工場あたりで分岐線を高架にしてイオン東側を
国道57号まで高架で越すつもりでしょうが、その先にはさか落としの白川河岸段丘を
下るため急坂の線路を敷くのか、国体道路南北線の「みらい大橋」の倍以上の
長さの長大高架橋で対岸へ渡る必要があります。運動公園から空港ターミナルまで
にも巨大な壁が立ちはだかります。現行の第1空港線道路に沿って登っても、
滑走路を横切るトンネルと地下駅が必要になります。地図上で検討すると、
戸島斎場近くを通って高遊原カントリーC.北側からテクノリサーチパークへ抜けたく
なりますが、急坂をまっすぐ登るかゴルフ場をつぶして斜めに登るかどちらにしても
現行の815系電車には厳しい坂路になりそうです。肥後大津駅の先で57号線を
くぐった場所から分岐すれば登坂箇所は一箇所ですみます。運行上も
肥後大津駅以東の普通列車を南阿蘇鉄道に任せてしまえば、JR九州は
空港〜熊本駅と観光特急のみのダイヤ編成を組める利点があります。


みらい大橋の北部分、バス2台分以上の橋脚の高さだとわかる。



VOL.738 * 2019/01/26
 


「白岳新春寄席」

昨夜は県立劇場の恒例、白岳新春寄席でたっぷり落語を楽しんできました。
「人間国宝」柳家小三治と一門の四人に、柳家喬太郎を加えた顔ぶれです。
はじめは二つ目の柳家小もんが、柳家で最初に教えられる噺らしい「道灌」を
無難に演じ、次も前座噺の「転失気」を柳家小はぜが演じます。中入り前に
若手実力派の柳家三三が登場し、マクラで主催KKTの人気番組でもある笑点の
出演者を「特に弟と黄色は…」などといじると満員の会場は俄然盛り上がりました。
演目は夫婦仲の危機を泥棒が仲裁し、時の氏神になるという「締め込み」。
夫婦の人物描写や空気感の出し方に五代目小さんと小三治の巧さを継いで
いると感じさせます。さげの「泊まっていきねえ、明日になったらこのあたりで
入り易い家を二三軒教えてやるから」は、初めて聴くやり方でした。
後半は小三治の一句「天空を裂いて新春、熊本城」の紹介からのはじまり。
青空と工事用クレーンと天守閣の対比を、だから何なんだと言い訳しつつ説明。
そのあと五代目の十八番「粗忽長屋」をたっぷり演じてくれました。
トリの喬太郎がかけたのは「路地裏の伝説」。大宮の実家で父の三回忌に
昔の友達が来てくれて、やがて明らかになる子供時代の都市伝説の真相。
マクラで触れた落語協会の寄席普及公演の裏話や、自身と日大の篠竹監督が
似ている話、ラッキーおじさんは桂文治だったとかで本題に近づき、
噺の中でも、発泡酒とチータラとか、GOROの表紙の秋本圭子とか
オジサン世代しかわからないくすぐりが、熊本の聴衆とも非常に親和しておりました。



VOL.737 * 2019/01/02
 


「新年号は、G…?」

寒さは厳しいけれど静かなお正月です。今年もTVを消してネットラジオから
西宮のさくらFMを選んで一日じゅうモダンジャズに浸ってます。(実は地元シティFMでも
USENあたりから音をもらって流しっぱなしにする時間が私のお気に入りです。)
年頭の戯れに今年4月発表とやらの次の年号を予想してみることにします。
私が目をつけたのは年号をローマ字表記したときの頭文字。ひとまず近世以降の
年号39個の頭文字全10種を多い順に並べてみます。
 
頭文字
使用回数 11 5 4 4 3 3 3 2 2 2

赤い頭文字は最近の年号と重なるので使えません。またB・bは数字とまぎらわしいので
避けます。表外ではIやOも同様に除外します。そのうえで根拠は馬鹿馬鹿しいのですが、
MTSHという流れの後に来るには必要な要素が見えてくるのです。そうです日本プロ野球の
愛称頭文字と重なり、タイガース、スワローズ、ホークスの流れになっているのです。
で、残る有力な頭文字で野球チームといえば、GかEとなります。元号を決めるお偉方
の中にはきっと、TがあるのにGが無いのはけしからんなどと内心思っておられる
人が居てもおかしくありません。Gの年号といえば「元」の字ですが、他にも「合」の字
なんか使えそうですよね。対抗としてはセリーグ三連覇の勢いでカープのCでしょうか。
中世以前にさかのぼると「長」の字を使った年号がいくつか見られます。
 



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